「アジアから問われる日本の戦争」展2025に出展いたしました。
会期:2025年5月4日(日)10:00~17:00、5月5日(月)9:30~16:00
会場:大阪・阿倍野市民学習センター
ここのところ、公募書展及び正筆展・清流展等・関西平和美術展以外では、主としてこの「アジアから問われる日本の戦争展」が、私の思いを縦横に展開する場となっています。
今回は、「80年以上前、日本は中国に何をしたのか」をテーマとしてまとめた作品を出展しました。これらは、2024年「戦争展」をきっかけに、沖縄の映画監督の原義和さんからの要請を受け、同年夏から5回にわたって、畳大のパフォーマンス用紙で50枚ほど作品を制作したものの一部です。「戦後80年」ということで、日本兵の陣中日記からの文を書きあげました。
そのうちの何枚かは、映画「豹変と沈黙」に使われました。
映画は、2025年8月16日~東京・新宿K’s cinemaにて上演されます。
2024年はまた、読谷高校の生徒による基地反対の「集会アピール」に胸を打たれて、優しいタッチで作品化しました。アピール文を書かれたご本人のお名前にたどり着けず、無記名で失礼してしまっているのが気がかりです。
同年、黒田伊彦先生から大阪城内に鶴彬の句碑があるといわれ、捜し歩き、それも作品にしました。
その前年2023年は、渡辺白泉の句を書いた作品「戦争が廊下の奥に立ってゐた」(2m×1.4m)を制作し、2023年の「戦争展」の後、日本戦没学生記念会機関誌「わだつみのこえ」№158の表紙に掲載されました。
また「慰安婦」問題をテーマに取り組んでいる会からの依頼で、川田文子さん著「赤瓦の家」の究極の場面を4m×1.4m大の作品にまとめました。
これは、翌2024年の「戦争展」に際して、ぺ・ポンギさんを晩年世話された金賢玉さんを沖縄からお招きした「お話会」でも大事なバックを務めました。会には多くの方が来場され、盛況でした。